マウンター・ディスペンサー
mounter/dispenser小型から大型まで幅広く取り扱いをしています。
大量生産の場合はYRM20やYRM20DL、小型の場合はYRM10、ディスペンサーはYRM-Dを選択可能です。各装置のベースを選択した後、ヘッドやフィーダー等をはじめとしたオプション項目の情報共有を行い、最適な装置を提案します。

マウンター・ディスペンサーとは
about mounter/dispenserチップマウンターは基板上に電子部品を高速かつ正確に配置するための自動化装置であり、ディスペンサーは基板上に接着剤やはんだペースト正確に塗布する自動化装置のことを指します。
両装置とも表面実装技術(SMT)において、部品を搭載するという重要な役割を担っており、製造現場における効率と精度を高めることに貢献します。特にチップマウンターは高速処理が求められる大量生産ラインで活躍し、ディスペンサーは精密な塗布が必要な細部作業において最も力を発揮します。

マウンター・ディスペンサーの種類
Types of mounter/dispenserチップマウンターは、高速タイプ・小型タイプ・ハイブリッドタイプの主に3種類に分けられます。
高速タイプは大量生産においてタクトや正確性を重要視したい場合などに最適で、小型タイプはスペースがあまり広くない製造現場などにおすすめです。ハイブリッドタイプは半導体部品とSMD部品の混載実装をしたい場合などに向いています。
また、ディスペンサーは接着剤の種類・塗布量・塗布位置などに応じて選択する機種が違うため、用途に合わせて最適な装置を選択する必要があります。主に大量生産向けの高速タイプ、微小部品用の高精度タイプなど用途に応じたモデルの用意が可能です。

マウンター・ディスペンサーのメリット
MERIT生産効率の向上と製品の品質安定を実現することができます。
どちらの装置も高速かつ精密な部品装着が可能であり、多様な部品サイズ・形状に対応できる柔軟性を兼ね備えています。手作業では難しい微細な搭載・加工を可能とするため、製品の品質を大幅に向上させることができ、複雑な基板設計にも対応した生産ラインの構築を叶えることが可能です。
また、エネルギー効率の良い装置を選択すると、ランニングコストの削減にも繋がり、コンパクト設計の装置を選択すると、工場スペースを有効活用することもできます。
さらに、作業者の負担軽減や人的ミスの削減も期待できるため、全体のコスト削減も叶えられる「高精度かつ効率的な生産体制」を構築するための強力なツールとなります。

マウンター・ディスペンサーに用いられる技術
technology
マウンターには高速な部品供給と精密な位置決めを可能にする「サーボモーター制御」「画像処理技術」などが採用されており、微細な部品の正確な実装が可能です。また、多様な部品サイズや形状に柔軟に対応するための交換式フィーダーのシステム、自動調整機能なども搭載されています。
ディスペンサーには材料の塗布量やパターンを均一に制御する「定量吐出技術」「温度補正機能」などが備わっています。そのため、接着剤やはんだの安定した塗布が可能となり、高品質な製品製作を可能にしています。
これらの技術により、複雑な基板設計にも対応できる生産効率と品質の向上が両立されるようになりました。
マウンター・ディスペンサーを上手に使うノウハウ
know-how効果的に運用するには、適切な設定と定期的なメンテナンスが鍵です。
部品供給や塗布材料の設定を正確に行い、対象基板の設計に最適な条件を確保することが重要です。画像処理機能やサーボモーター制御を活用すると、部品の位置決めや塗布量をミリ単位で調整することが可能となり、さらに高精度な作業を実現することができます。
また、担当者だけがトレーニングを受けて機能を理解するのではなく、ユーザー目線を意識した操作しやすいシステムを搭載した装置を選ぶことにより、現場作業者全員が直感的に操作することができるようになることも大切なポイントです。

担当者からのご提案
マウンター・ディスペンサー導入のご提案
マウンター・ディスペンサーの導入は、電子部品を高速かつ精密に配置できるため、生産スピードを飛躍的に向上させることができます。
自動化によって人為的ミスを大幅に減らし、品質の安定化を実現でき、品質の安定化が確立すると受注量も増えます。最終的には生産量・売上の増加にも繋げることが可能となるでしょう。
また、大量生産・多品種少量生産など幅広い生産に対応することができます。そのため、長期間にわたる安定した運用が可能になり、生産コストの削減や製品の競争力強化に間違いなく寄与する設備と言えます。
