AOI 外観検査装置
AOI Appearance Inspection System目視検査の工程を、2D・3Dを用いた自動かつ高精度検査が可能な装置を数多く揃えています。
実績と信頼を積み重ねてきたロングセラー製品や、最先端技術を駆使した外観検査装置まで、卓上型・インライン型などの様々な要望に沿ったラインナップをトータルで紹介します。

AOI 外観検査装置とは
about AOI Appearance Inspection SystemAOI(Automated Optical Inspection 外観検査装置)とは、はんだ付けや部品における不良を迅速かつ正確に検出するための装置です。基板上の部品が正しい位置に配置されているか、はんだの量や状態に異常がないかなどを、画像処理技術や高度なアルゴリズムで分析し、不良品の流出を抑える役目があります。主にリフロー前後の検査として用いることが多く、生産性の向上やコスト削減に大きく貢献する設備です。また、複雑な部品や微細な基板に対応できることから、多品種のラインナップをもつ工場にも有効であり、製品の品質維持と顧客満足度の向上に繋げることができます。

AOI 外観検査装置の種類
Types of AOI Appearance Inspection System主な種類は2Dタイプ(二次元)と3Dタイプ(三次元)があります。
2Dタイプは「高速で部品の有無や位置ズレなどを平面的に検出すること」に適しており、3Dタイプは「立体的な検査によって、部品の高さやはんだ付け状態を詳細に測定して高精度検査をすること」に適しています。また、オンライン型とオフライン型に分けて捉えることもできます。オンライン型は製造ラインに直接組み込み、リアルタイムで検査を行うことで迅速な問題発見が可能です。一方、オフライン型は特定の基板やサンプルを精密に検査する用途に向いています。

AOI 外観検査装置のメリット
MERIT導入のメリットとして、「自動検査による作業時間の短縮」が挙げられます。
人間による目視検査と比べて、圧倒的な短時間かつ高精度な検査を行うことが可能です。そのため、生産性の向上・不良箇所の早期発見に繋がり、欠陥製品の流出を大幅に防ぐことができます。
加えて、検査結果をデータとして記録することも可能なことから、トレーサビリティの確保や品質管理の強化にも大いに役立ちます。製品ごとに判定基準を設定し、顧客からの要求や基準変更などにも即座に対応できるため、高精度な製造プロセスを維持しつつ、生産効率を高めることが可能です。

AOI 外観検査装置に用いられる技術
technology
高精度な基板検査を可能にするための技術が数多く組み込まれています。
中核には光学検査技術が用いられており、高解像度カメラと高度な照明制御技術を活用し、基板表面の微細な不良を検出することが可能です。これにより、部品の有無・極性・はんだ付けの状態などを正確に確認しています。さらに、機械学習やAI技術を取り入れた画像処理アルゴリズムも使用されており、不良品のパターン認識や新しい不良の学習能力も携えています。
また、3D技術を用いることによって、部品の高さやフィレットの形状などにおける状態異常も検出可能となり、品質向上や生産効率の改善に大きく寄与しています。
AOI外観検査装置を上手に使うノウハウ
know-how正確な検査設定と適切な運用が重要です。
はじめに、検査対象となる基板や部品に応じた検査条件を最適化することに注力することがおすすめです。光学設定や検査アルゴリズムのパラメータ調整などを実施することにより、誤検出や漏れを大幅に減らして効率化をより高めることが可能です。加えて、検査結果におけるデータ分析を活用し、不良発生の傾向を把握することで工程の改善や対策に繋げることもできます。また、操作方法や設定の最適化を習得した作業者がシステムを運用することで、より精度の高い検査を行うことができます。

担当者からのご提案
AOI 外観検査装置導入のご提案
自動化された検査装置は、人間の目視検査では見逃しやすい微細な欠陥を検出し、不良品を早期に排除することが可能です。これにより、生産全体の信頼性向上が期待でき、品質を維持することも可能となります。
また、最新装置は様々な基板や部品形状に対応しており、高速かつ高精度の検査を実現しています。検査結果をデータとして蓄積・分析することにより、製造工程の改善やトレーサビリティの強化にも大いに役立つはずです。
