リボールツール
reball toolスキルレスかつ最高品質な仕上がりを実現可能なリボールツールを提案可能です。
部品の修正・再利用などを行う上で、手作業では厳しい工程を誰でも簡単に行うことができます。「手間をかけたくない」「なるべく時間をかけたくない」「高品質な仕上がりにしたい」「誰でも扱える設備を探している」などの要望に応えた、技術の結晶とも言える設備を用意しています。リボールを最高品質な仕上がりにしたいとき、最もおすすめできる設備が当社にはあります。

部品印刷・リボールとは
about reballリボールツールは、BGAやCSPなどの電子部品に、新しくはんだボールを再形成するための専用ツールです。
電子基板の修理や再利用、品質改善のために使用され、リワーク工程に欠かせない設備です。部品の取り外し後、既存のはんだを除去し、新しいはんだボールを正確に配置・固定することにより、正常な接続状態を再現することが可能です。
従来の手作業によるリボールでは、品質のばらつきが課題と言われていましたが、リボールツールの誕生により、均一な品質と高い再現性を実現することが可能となりました。高精度な位置決めと安定した作業性を兼ね備えており、部品修理や再利用などの役に立つ重要なツールです。

リボールツールの種類
type of reballリボールツールには、高品質型と簡易型の2種類があります。
高品質型は、位置合わせ・印刷・リボールまでの一連工程において、高品質な仕上がりを実現することを目的としています。幅広い部品に対応した位置合わせ治具、高印刷性を実現するためのスキージやZ軸を動かす版離れ機構、高品質なリボールを行うためにはんだボールの劣化を避ける工夫など、リボールをスキルレスかつ高品質で実現可能なさまざまな工夫が施されています。
また、簡易型は「数枚だけの部品をリボールしたい」「同じ部品のみをリボールする」などの要望にマッチしたツールです。手早く手軽かつ時間をかけずスキルレスで扱えるように工夫をしており、高品質型を導入するハードルが高い場合にはおすすめです。

リボールツールのメリット
MERIT安定した部品の高品質な再現が可能になり、手作業と比較できないほどのはんだボール配置精度を実現可能です。加えて、作業効率の向上により、大量のリボール作業を短時間で完了でき、工程の自動化も容易になります。
また、コスト削減にも大きく貢献して不良品の廃棄を減らし、部品の再利用を可能にすることにより、製造コストの最適化が図れます。微細部品や特殊形状のデバイスにも対応し、はんだボールの均一な形成と確実な接合を実現するため、信頼性の高いリワークが可能です。

リボールツールに用いられる技術
technology
リボールツールには、高精度な作業を可能にするさまざまな技術が搭載されています。
たとえば、マイクロ精密加工技術により、極小のはんだボールを均一に配置する印刷用・リボール用のマスクを用います。加えて、はんだの特性の一つである高精度なセルフアライメント技術を活かし、ボールとパッドの位置を正確に一致させ、確実な接続を実現可能です。
また、正確なリワークを実施するためにセンタリング(位置合わせ)機能も力を入れているポイントです。これらの技術を活かし、リワーク現場での作業負担を軽減しながら、高品質なリボールを可能にしています。
BGAリボールを上手におこなうノウハウ
know-howはじめに、適切なはんだボールの選定が重要です。
基板や部品の仕様に合わせたボールサイズ・材質を選ぶことにより、安定した接合が可能になります。加えて、リボール後における余剰分のはんだボールをすぐ瓶などに戻さないことも大切です。一度取り出したボールは静電気の影響を受けているため、劣化を招きます。
また、はんだ印刷時に用いるマスクを綺麗に清掃しておくことも大切です。マスクの開口に残留はんだがある状態で印刷を行った場合、印刷性を損なうことがあります。そのため、超音波タイプなどの洗浄ツールを用いることもおすすめです。

担当者からのご提案
はんだペースト印刷&リボール装置導入のご提案
リボールツールの導入は、リワークや修理工程の品質向上・コスト削減に直結します。特に、BGAやCSPの再利用が求められる現場では、手作業によるリボールでは品質にばらつきが生じやすいため、精密なツールを活用することで安定した品質を確保可能です。
また、リワーク装置メーカーとして培った技術を活かしてスキルレスな操作性と高品質な仕上がりを実現し、幅広い基板・部品に対応することができます。生産効率の向上と不良率の低減を実現するために、リボールツールの導入は重要なポイントであると言えます。
